・IPv4:32ビット長、8ビット毎に「.(ドット)」を打ち、10進数で表記
・IPv6:126ビット長であり、16ビット毎に「:(コロン)」を打ち、16進数で表記
・サブネットマスク:IPアドレスのネットワークアドレスとホストアドレスの境目を示すもの
IPv4/IPv6とは?
IPアドレスの体系には、IPv4(IPversion4)とIPv6(IPversion6)があります。
IPv4は、32ビット長で、8ビット毎に「.(ドット)」を打ち、10進数に変換して表記します。具体的には、「192.168.1.1」といった書き方です。
これに対して、IPv6は126ビット長であり、IPv4の4倍のビット長(32ビット×4=126ビット)になります。IPv6では、16ビット毎に「:(コロン)」を打ち、16進数で表現します。
IPv6は、IPv4のグローバルアドレスの在庫(43億個)枯渇の課題に対し、追加されたIPアドレスの体系です。そのため、IPV6では、IPv4のビット長の4倍の長さで設計されました。
このようにIPアドレスにはビット長と区切り文字、進数表現の異なるIPv4とIPv6の体系があります。
ネットワークアドレスとホストアドレス
IPアドレス(IPv4)は、ネットワークアドレスとホストアドレスから構成されます。
・ホストアドレス:ネットワーク内の該当のコンピュータ(ホスト)を表す
ネットワークアドレスは、該当のネットワークを表します。ネットワークアドレスが一致すれば同一のネットワークであることを示します。
さらに、ホストアドレスによって、ネットワーク内のコンピュータ、つまりホストを指定できます。
サブネットマスク
サブネットマスクとは、IPアドレスのネットワークアドレスとホストアドレスの境目を示すものです。
具体的には、サブネットマスクはネットワークアドレスの部分を2進数の1とします。上記の例では、24ビット目までがネットワークアドレスと分かります。通常は、サブネットマスクの2進数を10進数に置き換え、「255.255.255.0」のような形で表記します。
このようにIPアドレスは、ネットワークアドレスとホストアドレスによって構成され、その境目をサブネットマスクにより判別します。
【まとめ】IPアドレス(IPv4/IPv6)
それでは最後におさらいをしておきましょう!
用語 | 説明 |
---|---|
IPv4 | 32ビット長で8ビット毎に『.(ピリオド)』の10進数 |
IPv6 | 128ビット長(IPv4の4倍)で16ビット毎に『:(コロン)』16進数 IPv4のグローバルアドレスの在庫(43億個)枯渇のため、追加 |
サブネットマスク | ネットワークアドレスとホストアドレスの境目を表すもの |
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