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58-03. LANとWANの中継装置

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ITパスポート試験 教材
●このページで解説する内容
・スイッチ(L2スイッチ)LAN内で受信したデータを宛先MACアドレスに転送する中継装置
[関連用語]MACアドレス
・ルータ:LANとWANを相互接続し、受信したデータを宛先IPアドレスに転送する中継装置
[関連用語]デフォルトゲートウェイ
・プロキシ:LANの通信端末に代わってインターネット接続をするサーバ
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スイッチ(L2スイッチ)/L3スイッチ/ルータ

58-03_01_LANとWANの中継装置

LANおよびWANで通信を中継する装置には、「スイッチ(L2スイッチ)」「L3スイッチ」「ルータ」があります。

58-03_02_スイッチ、L3スイッチ、ルータ比較

スイッチ(L2スイッチ)

スイッチ(L2スイッチ)とは、LANの中で受信したデータを宛先のMACアドレスに転送する中継装置です。

スイッチが受信および転送するデータフレームとよびます。

MACアドレス(マックアドレス)

MACアドレスは、各ネットワーク機器に割り当てた世界で一意の固有のアドレスです。

58-03_03_MACアドレス

48ビットを16進数の12桁で表現し、前半が製造メーカ番号と後半が製品番号から構成されます。

スイッチは、このMACアドレスを元に転送先を判断しています。

ルータ

ルータは、LAN と WAN を相互接続するための中継装置です。

ルータが転送するデータパケットと呼び、転送先は IP アドレスにより識別します。

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイとは、LANからWANやインターネットなど他のネットワークへの出口です。

58-03_04_デフォルトゲートウェイ

具体的には、デフォルトゲートウェイはルータの LAN 側を指します。

クライアントの端末では、デフォルトゲートウェイのIPアドレスを指定します。その際、デフォルトゲートウェイの IP アドレスは、ルータの LAN 側の IP アドレスになります。

上記の設定により、LANからWANやインターネットへデータを転送する場合、デフォルトゲートウェイに必ずデータが送られます。

[補足]L3スイッチ

 L3スイッチは、スイッチにルータの機能を付与した中継装置です。

したがって、 MACアドレIPアドレスを参照し、フレーム及びパケットを転送します。

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プロキシ(プロキシサーバ)

プロキシ(proxy)とは代理という意味で、LAN内の通信端末に代わり、インターネット接続を実施するサーバ(プロキシサーバ)です。

58-03_05_プロキシ

具体例として、LAN内の通信端末からインターネット上のWebサイトへアクセスを考えます。

58-03_06_プロキシの通信
①通信端末からプロキシへ接続
②プロキシがWebサイトへ代理接続
③Webサイトの応答をプロキシが受け取る
④プロキシが受け取った応答を通信端末へ渡す

プロキシのメリットとしては、通信端末つまりLAN内の情報をインターネットに対してある程度秘密にできる、 不必要なコンテンツをプロキシにより遮断できる等が挙げられます。

このようにプロキシ通信端末の代理でインターネット接続を行います。

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【まとめ】LANとWANの中継装置

それでは最後におさらいをしておきましょう!

用語説明
スイッチLANの中で受信したデータ(フレーム)を宛先MACアドレスに転送する中継装置
MACアドレス各ネットワーク機器に割り当てた世界で一意の固有のアドレス
48ビットを16進数の12桁で表現し、前半が製造メーカ番号、後半が製品番号
ルータ異なるネットワーク(LANとWAN)を相互接続し、
受信したデータ(パケット)の宛先IPアドレスに転送する中継装置
デフォルトゲートウェイ他のネットワークへの出口の役割
ルータのLAN側のIPアドレスを設定
プロキシ
(プロキシサーバー)
LANの通信端末に代わってインターネット接続をするサーバ

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