IoTデバイス(センサ/アクチュエータ)とは?
IoT(Internet of Things)デバイスとは、インターネットに繋がっている機器です。
IoT デバイスは、センサとアクチュエータ等から構成されます。センサは、制御対象の状態(温度、圧力、光・・・)を検出し送信する機器です。一方、アクチュエータは、センサに検出された状態に応じ物理的・機械的な動作をする機器です。
IoTデバイスとして、インターネットにつながったクーラーを例に考えてみます。
クーラーのセンサで、現在の室温を検出し、IoT ゲートウェイ※を経由しサーバに送ります。
※[補足]IoTとインターネットの通信プロトコル(ルール)の違いを変換する機器
サーバはセンサから送られてきた情報を元に制御命令を出します。例えば、現在の室温が30度で暑いため、「設定温度を26度に下げ、風速を強く」といった制御命令です。
この命令に対し、アクチュエータが機械的・物理的な動作を実行します。
このように IoT デバイスは、状態を検出するセンサと命令を実行するアクチュエータによって構成されています。
センサ(光学/赤外線/磁気/加速度/ジャイロ/温度/湿度/圧力)
IoTデバイスでは、検出したい状態に応じたセンサを利用する必要があります。代表的なセンサとして下表のようなものがあります。
用語 | 説明 |
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光学センサ | 光で物体の大きさ、位置を検出するセンサ 例.改札の通行時の検知 |
赤外線センサ | 赤外線の光を電気信号に変換し、情報を検出するセンサ 例.TVとリモコン |
磁気センサ | 磁気の強さ、方向を検出できるセンサ 例.ノートPCやタブレットの開閉検出 |
加速度センサ | 加速度(速度の変化量)を検出できるセンサ 例.ゲームのモーションコントローラ |
ジャイロセンサ | 回転の大きさを計測できるセンサ 例.カメラの手ブレ補正 |
超音波センサ | 高い周波数の超音波によって、物体の距離を検出 例.魚群探知機 |
温度センサ | 温度を検出することができるセンサ 例.クーラーの温度検知 |
湿度センサ | 温度を検出することができるセンサ 例.クーラーの湿度検知 |
圧力センサ | 液体や気体の圧力を検出できるセンサ 例.気圧計 |
【まとめ】IoTデバイス
それでは最後におさらいをしておきましょう!
用語 | 説明 |
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IoTデバイス | IoTデバイスとは、インターネットに繋がっている機器 センサやアクチュエータなどから構成 ※Internet of Things |
センサ | 制御対象の状態(温度、圧力、光・・・)を検出し送信する機器 |
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