こんな疑問を解決できる記事を書きました。
実は、ITパスポート試験の試験範囲(=シラバス)は随時更新されるので、把握しておくことが非常に重要です。
この記事では、ITパスポート試験のシラバスの確認しておくべきポイントを解説していきます。
1.ITパスポートのシラバスの注意点
2.最新のシラバスと具体的な変更点
「これからITパスポート試験を受験する!」という方は、ぜひ押さえていただきたい内容です。
ITパスポート試験のシラバスとは?注意点!
ITパスポート試験のシラバスとは、試験範囲のことです。情報処理推進機構(IPA)のウェブサイトでは、試験範囲と用語一覧としてシラバスの情報が提供されています。
シラバスは、数年で改訂(試験範囲・出題用語の見直し)されます。技術動向や環境変化に従い、ITパスポート試験の内容をアップデートしていく必要があるためです。
具体的には、シラバス4.xからシラバス5.0への改定の目的は主に、「AI(人工知能)」と「DX(デジタルトランスメーション)」に関する技術動向を踏まえて実施されました。実際に次のように明記されています。
「数理・データサイエンス・AI」に関する知識、新たな社会の在り方や製品・サービスをデザインするために必要な基礎力の向上が求められています。
引用:IPA 情報処理推進機構 ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について
(中略)
さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取組みの進展等に関する近年の技術動向や環境変化も踏まえ、ITパスポート試験の「出題範囲」及び「シラバス(知識・技能の細目)」について、一部の内容、構成及び表記の変更を行いました。
このように、ITパスポート試験の試験範囲であるシラバスは、随時改訂されていきます。したがい、自分の受験時期に合ったシラバスVerで勉強が必要です。
シラバス改定後の具体的な勉強方法については、下記をご参考にしてください。
最新のシラバス|変更点と違い
ITパスポート試験の直近のシラバスの改定履歴は次のようになります。
受験時期 | シラバスver | 改訂内容 |
---|---|---|
2019年4月 ~2021年3月 | 4.0/4.1 | ・AI、ビッグデータ、IoTに関する技術動向への対応 ・追加140用語 |
2021年4月 ~2022年3月 | 5.0 | ・AI、DXに関する技術動向への対応 ・追加286用語 |
2022年4月~ | 6.0 | ・高校科目 情報Ⅰへの対応 ・追加160用語 ・プログラミング的思考力を問う問題 |
つまり、2022年4月からの受験の方は「シラバス6.0」、2022年3月まで受験の方は「シラバス5.0」での勉強が必要になります。
但し、最新のシラバスは古いシラバスの試験範囲(出題用語)を包含しているため、古いシラバスの過去問の勉強も必要になります。
【2022年4月~】シラバス6.0の違い・変更点
2022年4月以降にITパスポート試験を受験される方は、「シラバス6.0」からの出題になります。
改訂は、「高等学校の共通必履修科目情報Ⅰの新設」を踏まえ実施されました。つまり、「情報I」の学習内容をITパスポート試験に反映させるシラバスとなっています。
具体的な変更点としては、「160用語」と「プログラミング的思考力を問う出題」の追加になります。
シラバス6.0で追加された「160用語」は下記の記事でまとめていますので、ぜひ勉強に利用ください。
また、プログラミングの思考力を問う問題のサンプルは次のようなものです。
【~2022年3月】シラバス5.0 の違い・変更点
2022年3月までにITパスポート試験を受験される方は、「シラバス5.0」からの出題になります。
先述したとおり、改訂は、「AI(人工知能)」と「DX(デジタルトランスメーション)」に関する技術動向を踏まえて実施されました。
具体的な変更点としては、「286用語」の追加になります。
「シラバス5.0」で追加された「286用語」は意味とともに一覧にしています。是非、効率的な勉強にご活用ください。
[参考]シラバス4.0(4.1) の違い・変更点
2021年3月までの受験の場合は、「シラバス4.0」からの出題でした。
AIやビッグデータ、IoTに関連する用語が、出題範囲に追加されました。
追加された130用語は、下記の記事にまとめています。
【まとめ】受験するシラバスの違い・変更点に万全な準備をしよう!
繰り返しになりますが、シラバスは試験範囲のことで、随時更新されます。受験時期に合ったシラバスで勉強することが必須です。
シラバスの改定履歴を再掲しますので、確認をしておきましょう!
受験時期 | シラバスver | 改訂内容 |
---|---|---|
2019年4月 ~2021年3月 | 4.0/4.1 | ・AI、ビッグデータ、IoTに関する技術動向への対応 ・追加140用語 |
2021年4月 ~2022年3月 | 5.0 | ・AI、DXに関する技術動向への対応 ・追加286用語 |
2022年4月~ | 6.0 | ・高校科目 情報Ⅰへの対応 ・追加160用語 ・プログラミング的思考力を問う問題 |
この記事によって、皆さんの合格に向けた事前準備が捗れば幸いです。
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