ぽん之助と申します。
前職の4年間でIT資格を20個以上合格し、ブラック企業からホワイト企業へ転職を成功しました。
資格や勉強、転職、副業、キャリアアップについて情報を『ぽんぱす』で発信しています。
皆さんの抱える悩み解決の手助けが目標です。
Twitterアカウント:ぽん之助
こんな悩みを解決する記事になります。
この記事で紹介する、『過去問だけで合格する5つのポイント』を実践すれば、過去問道場(無料の過去問アプリ)のみで、ITパスポート試験は合格可能です。
なぜなら、僕も過去問道場で勉強したことで、試験に合格したからです。合格に必要な知識の90%以上は、過去問道場で得たと言っても、過言ではありません。
・ITパスポート試験
・応用情報技術者試験(午前)
・情報処理安全確保支援士※(午前Ⅱ)
※旧:情報セキュリティスペシャリスト試験(午前Ⅱ)
・ネットワークスペシャリスト試験(午前Ⅱ)
1.過去問だけの勉強で合格できる理由
2.過去問だけの勉強をおすすめ『する』or『しない』方の具体例
3.過去問だけで合格する『5つのポイント』
この記事を読み終えると、『お金も時間も節約し、ITパスポート試験を合格する方法』が分かりますよ!過去問だけで合格したいと考えている方は、必読です。
ITパスポートが過去問だけで合格できる理由
ITパスポート試験は、過去問だけでも合格は可能です。
なぜなら、ITパスポート試験では過去問の類題が出題されるためです。
具体例を挙げると、『平成30年秋期 問88』の類題が、『令和元年秋期 問94』で出題されています。
どちらも、『NTP=コンピュータの時刻同期プロトコル』についての問題になります。
コンピュータの内部時計を,基準になる時刻情報をもつサーバとネットワークを介して同期させるときに用いられるプロトコルはどれか。
引用:ITパスポート試験 平成30年秋期 問88
ア:FTP
イ:NTP
ウ:POP
エ:SMTP
NTPの利用によって実現できることとして,適切なものはどれか。
引用:ITパスポート試験 令和元年秋期 問94
ア:OSの自動バージョンアップ
イ:PCのBIOSの設定
ウ:PCやサーバなどの時刻合わせ
エ:ネットワークに接続されたPCの遠隔起動
出題文や数字が変わることはありますが、問われる本質は同じです。過去問で本質となる知識を抑えれば、合格は可能です。
過去問だけの勉強は全員にはおすすめしない!
しかし、ITパスポートを過去問のみでの勉強は、皆さん全員におすすめできません。
その理由は、一人一人の受験目的や経験、前提知識が異なるからです。
具体的に、過去問だけの勉強を『おすすめする方』と『おすすめしない方』について紹介させてください。
過去問だけの勉強を『おすすめする方』
過去問だけの勉強をおすすめできるのは、『ITパスポートの知識をさほど必要としない』、『すでにIT系の知識がある』という条件です。具体的には次のような方になります。
・ITパスポート合格を命令された非IT系社会人の方
・情報系を専門とする学生の方
・IT系に興味があり、それなりに知っている方
特に、『会社の命令で取る』といった方は、あまり時間もお金もかけたくないかもですね。『受験の目的=合格すること』と割り切り、最も効率的な勉強手段を取ることはありだと考えます。
過去問だけの勉強を『おすすめしない方』
逆に、次のような方には、過去問だけの勉強はあまりおすすめしません。
・IT系資格受験の初心者の方
・ITパスポートから、今後さらにステップアップしたい方
なぜなら、『過去問だけの勉強』が長期的な目線で考えると、不利益になる可能性があるためです。
例えば、IT用語に親しみのない方が、最初から過去問を解く場合を考えてみてください。用語がほとんど分からないので、勉強が苦痛になり、途中で挫折してしまう可能性もあります。
また、IT系の人材としてステップアップしたい場合は、体系的な知識をもつことが理想です。過去問だけでは、どうしても試験対策が重点になりがちになります。
過去問だけで合格できることは、たしかです。しかし、どう勉強するかは、少し検討してみるとよいですよ!
また、初心者の方向けに、標準期間で合格する勉強方法について紹介していますので、読み比べてみるとよいと思います!
ITパスポートを過去問だけで合格なら『過去問道場』
過去問のみの勉強で、ITパスポート試験の合格を目指す場合、ITパスポート試験ドットコムの『過去問道場』をおすすめしておきます。
理由は、『過去問道場』が圧倒的に優れた過去問アプリであるためです。
具体的には次のような点が優れています。
1.問題数が豊富
2.解説が丁寧
3.出題形式が分野毎
4.正誤履歴が残る
5.操作性が高い
6.無料
『過去問道場』を強くお勧めする理由については、下記の記事を読んでいただけば分かります!
この記事では、『過去問道場』での勉強を前提に、『5つのポイント』を解説していきます。
ITパスポートを過去問道場だけで合格『5つのポイント』
過去問だけで合格を目指す場合、勉強の仕方が重要です。具体的に、『5つのポイント』をご紹介いたします。
・ポイント1:過去問は最新回を除く直近3年分(600問)を使う
・ポイント2:分野の単元毎に勉強
・ポイント3:不正解選択肢も解説で理解
・ポイント4:スキマ時間に復習
・ポイント5:模擬試験で実力を確認
ポイント1:過去問は最新回を除く直近3年分(600問)で勉強
過去問は、最新回を除く直近3年分(600問)を使って、まずは勉強しましょう。
600問である理由は、ITパスポート試験の合格に必要な知識量と勉強効率のバランスが最適なためです。
実際に、ITパスポート試験の通信講座(STUDYing)で使われる問題集も540問です。問題集の精度もあるので、過去問のみの場合、+60問が妥当と言えます。
・スマート問題集(360問)
・セレクト過去問(180問)
→合計:540問
また、 『ポイント5:模擬試験で実力を確認』で解説しますが、最新回を除くのは、模擬試験の問題として用いるためです。
限られた勉強期間と無理のない勉強計画のためにも、まずは3年分の過去問の完成をめざすとよいですね!
ポイント2:分野の単元毎に勉強
過去問道場では、次のように出題範囲を分類しています。この分類単位を便宜上、単元と呼ばせていただきます。
この単元の1つ完成させたら、次の単元へと繰り返すことがおすすめです。
理由は、小刻みに勉強範囲を絞ることが、頭に知識を整理しやすくなり、勉強の負担も減るためです。
実際に、3年分の過去問を単元毎にすると、出題数は多くても30問程度になります。同じ単元を4周すればほとんど覚えられます。
最初の1周目こそ大変ですが、そのあとは時間的にも負担的にも楽になっていくはずです。
コツコツと単元で積み上げることが、結果的に効率的かつ効果的な勉強になります。さらに、計画も立てやすく、進捗の管理もしやすいのですよ!
ポイント3:不正解選択肢も解説で理解
過去問で勉強する際には、『正解』選択肢のみでなく、『不正解』選択肢も解説を読んで理解しておきましょう。
不正解選択肢を理解することで、4倍の知識を効率的に学ぶことができます。
実際に、もう一度『平成30年秋期 問88』をみてみましょう。
コンピュータの内部時計を,基準になる時刻情報をもつサーバとネットワークを介して同期させるときに用いられるプロトコルはどれか。
引用:ITパスポート試験 平成30年秋期 問88
ア:FTP
イ:NTP
ウ:POP
エ:SMTP
不正解選択肢も解説を理解すれば、ア~エの用語の意味を抑えられます。
イ:NTP(Network Time Protocol):時刻同期プロトコル
ウ:POP(Post Office Protocol):メール受信プロトコル
エ:SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):メール送信・転送プロトコル
過去問道場では、不正解選択肢も丁寧に解説されています。自分で参考書などで調べなくても、十分な知識が身に付きます。
ポイント4:スキマ時間に復習
資格試験の勉強では、復習が最も重要になります。
その理由は、知識の定着が、反復回数に依存しているからです。
実際に復習の重要性は数多くの書籍で紹介されています。例えば、佐藤大和さんの『ずるい暗記術』もその一つです。
「ずるい暗記術」佐藤大和
タイトルに惹かれ読んでみました。
・まずは過去問から勉強(解答を読む)
・参考書は過去問、問題集が終わってから
・勉強で重要なのはアウトプット回数。時間ではない。
頷きながら、読んでいました。完全に同意です。勉強の「勉強」をして、発信するのを目標にします。 pic.twitter.com/YJMrOSCMnp— ぽん之助@資格系ブロガー (@ponnosuke_blog) February 22, 2020
過去問道場はスマホでも勉強ができます。通勤時間・通学時間などのスキマ時間を有効活用し、復習をしてみてください!
ポイント5:模擬試験で実力を確認
過去問3年分(600問)の勉強が完了したら、最新回の試験問題で実力を確認しましょう。
模擬試験は、次の意味をもっています。
・自分の実力を客観的に把握
・実力に応じた対策を再検討
実力の把握は、言わずもがな重要です。また、『実力に応じた対策』では、次のような検討が可能です。
・正解率約60%以上:試験日まで過去問の復習を重点にする
・正解率約60%以下 :苦手分野を重点的に復習、場合によって苦手分野の過去問を増やす
試験の直前期には、自分の足りないところをしっかりと補ってあげましょう。
また、本番に近い環境で、模擬試験をしたい方は次の記事が参考なります!
補足:シラバス4.0の用語の意味は抑える
平成31年4月から、ITパスポート試験はシラバス4.0に変更なりましたので、補足します。
シラバス4.0で追加された『AI』『ビッグデータ』『IoT』の関連用語はしっかりと意味を抑えておきましょう。
現状、追加用語の過去問が『少ない』ので、用語の意味だけでも抑えることが重要です。
僕のブログでも、追加された全130語を一覧にして意味をまとめていますので、ご活用ください。
まとめ:ITパスポート試験は過去問だけで合格できる!
ご紹介した、『過去問だけで合格する5つのポイント』を意識すれば、ITパスポート試験を攻略できるはずです!
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
・ポイント1:過去問は最新回を除く直近3年分(600問)を使う
・ポイント2:分野の単元毎に勉強
・ポイント3:不正解選択肢も解説で理解
・ポイント4:スキマ時間に復習
・ポイント5:模擬試験で実力を確認
『過去問だけで絶対に合格してやる!』というあなたは、自信をもって突き進んでくださいね。
この記事によって、勉強の『時間』『お金』を効率化し、あなたに少しでも貢献できていたら幸いです。
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