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46-02.パス指定(絶対パス/相対パス)

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ITパスポート試験 教材
●このページで解説する内容
パス指定:目的のファイルへの経路を示すこと
絶対パスルートディレクトリからの目的のファイルへの経路
相対パスカレントディレクトリから目的のファイルへの経路
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パス指定とは?

パス指定とは、目的のファイルがどこにあるのかを示すことで、絶対パス相対パスの2つの示し方があります。

絶対パス、相対パス
●絶対パス/相対パス
絶対パスルートディレクトリからの目的のファイルへの経路
相対パスカレントディレクトリから目的のファイルへの経路
ルートディレクトリとカレントディレクトリの詳細は下記の記事で詳細に解説しています。

絶対パスとは?

絶対パスとは、ルートディレクトリ(ディレクトリ構造の一番上のディレクトリ)から目的のファイルまでの経路を示すパス指定です。

絶対パス

上の図のように、「/(ルートディレクトリ)」→「関西」→「兵庫」→「神戸.txt」の経路が絶対パスになります。

このとき絶対パスは、「/関西/兵庫/神戸.txt」と表記します。

絶対パスの表記

一番左の「/(スラッシュ)」はルートディレクトリを表しています。それ以外の「/」は、ディレクトリ、ファイルの区切りを示します。

相対パスとは?

相対パスは、カレントディレクトリ(現在の操作対象のディレクトリ)から目的のファイルへの経路を示すパス指定です。 

相対パス

カレントディレクトリが「関西」ディレクトリの場合、「関西」→「兵庫」「神戸.txt」への経路相対パスです。

相対パスは、「./兵庫/神戸.txt」もしくは「兵庫/神戸.txt」と表記します。

相対パスの表記

このとき、「./兵庫/神戸.txt」の「.(ドット)」はカレントディレクトリを表しています。また、「./」は省略可能なため、「兵庫/神戸.txt」と表記することもできます。

特殊な相対パス

カレントディレクトが「大阪」の場合

カレントディレクトリが「大阪」の場合における相対パスを考えます。

1つあがる相対パス

この場合、「大阪」→「関西」→「兵庫」→「神戸.txt」の経路が相対パスですが、「大阪」から「関西」の1つ上がる経路が含まれます。

この場合の相対パスは、「../兵庫/神戸.txt」と表記します。

1つあがる相対パスの表記

「..(ドットドット)」はカレントディレクトから「1つ上にあがる」を意味します。

カレントディレクトが「東京」の場合

「東京」がカレントディレクトリの場合について、相対パスを考えます。

2つあがる相対パス

この場合、「東京」→「関東」→「/(ルートディレクトリ)」→「関西」→「兵庫」→「神戸.txt」が相対パスです。「東京」→「関東」→「/(ルートディレクトリ)」は2つ上がる経路です。

この場合の相対パスは、「../../関西/兵庫/神戸.txt」と記述します。

2つあがる相対パスの表記

1つ目の「..」が「東京」から「関東」のディレクトリへ1つ上がる経路の意味です。さらに、2つ目の「..」「関東」から「/(ルートディレクトリ)」に1つ上にいく経路を示します。

カレントディレクトリから2つ上がったのち、「関西」→「兵庫」→「神戸.txt」 の経路なので「../../関西/兵庫/神戸.txt」の記述となります。

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【まとめ】パス指定(絶対パス/相対パス)

それでは最後におさらいをしておきましょう!

用語説明
パス指定目的のファイルがどこにあるかを示すこと
絶対パスルートディレクトリから目的のファイルまでの経路
表記: /ディレクトリ/ファイル
相対パスカレントディレクトリから目的のファイルまでの経路
表記(下):  ./ディレクトリ/ファイル もしくは ディレクトリ/ファイル
表記(上): ../ディレクトリ/ファイル  

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