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46-03. バックアップと復旧(フル/差分/増分バックアップ)

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ITパスポート試験 教材
●このページで解説する内容
バックアップ:障害の復旧を目的に、データを他の記憶媒体に保存すること
フルバックアップ全てのデータを保存
差分バックアップ最新のフルバックアップからの追加分を保存
増分バックアップ直近のバックアップからの追加分を保存
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バックアップとは?

バックアップと復旧

バックアップとは、障害や損失が起こったデータを復旧させるため、事前に他の記憶媒体に保存することです。

ITパスポート試験では、バックアップの仕方である「フルバックアップ」「差分バックアップ」「増分バックアップ」が出題されます。この3つのバックアップについて詳細を解説していきます。

●フル/差分/増分バックアップ
フルバックアップ全てのデータを保存
差分バックアップ最新のフルバックアップからの追加分を保存
増分バックアップ直近のバックアップからの追加分を保存

フルバックアップ

フルバックアップでは、全てのデータをバックアップします。

フルバックアップ

具体例として、日~土曜日までの1週間に図のようにデータ量が増え、毎日フルバックアップを取得することを考えます。

フルバックアップは、日~土曜日のバックアップ取得時点までの全データ(青のデータ部分)を保存します。

このように全てのデータを保存することが、フルバックアップになります。

フルバックアップによる復旧

フルバックアップによる復旧は、最新のフルバックアップを利用します。

フルバックアップによる復旧

例えば、土曜日に障害が発生し、データが損失した場合、金曜日に取得した最新のフルバックアップによりデータを復旧させます。

差分バックアップ

差分バックアップとは、フルバックアップからの追加分を保存することです。

差分バックアップ

日曜日にフルバックアップを行い、月~土曜日は差分バックアップを取得する例で考えます。

日曜日のフルバックアップでは全データ(青のデータ部分)を保存します。さらに、月~土曜日の差分バックアップでは、日曜日のフルバックアップからの追加分(緑のデータ部分)を保存します。

このように、フルバックアップからの追加分を保存することが差分バックアップになります。

差分バックアップによる復旧

差分バックアップでの復旧は、最新のフルバックアップと差分バックアップを利用します。

差分バックアップによる復旧

土曜日に障害が発生し、データが損失した場合の復旧を考えます。

このとき、最新のフルバックアップである「日曜日に取得したフルバックアップ」と最新の差分バックアップの「金曜日に取得した差分バックアップ」を利用し復旧を試みます。

このように最新のフルバックアップと差分バックアップを利用することで、直近のバックアップの状態へ復旧できます。

増分バックアップ

増分バックアップでは、直近のバックアップからの追加分のみを保存します。

増分バックアップ

日曜日にフルバックアップ、月~土曜日は増分バックアップを取得する例を考えます。

日曜日のフルバックアップでは全データ(青のデータ部分)を保存します。さらに、月~土曜日の増分バックアップでは、前日(直近)のバックアップからの追加分(橙のデータ部分)を保存します。

増分バックアップでは、直近のバックアップからの追加分のみを保存するという点を抑えましょう。

増分バックアップによる復旧

増分バックアップでの復旧には、最新のフルバックアップと全ての増分バックアップを利用します。

増分バックアップによる復旧

土曜日に障害が発生した場合には、「日曜日に取得したフルバックアップ」「月~金曜日までの全ての増分バックアップ」を利用して復旧を実施します。

全ての増分バックアップを利用することで、フルバックアップからの全ての追加分を反映できます。

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フル/差分/増分バックアップの比較

バックアップと復旧について、フルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップの3つを確認してきました。

3つのバックアップを「バックアップにかかる時間」「復旧にかかる時間」の観点で比較すると、次のようになります。

フルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップの比較
・バックアップにかかる時間
長>フル>差分>増分>短
・復旧にかかる時間
長>増分>差分>フル>短

バックアップにかかる時間は、長い方からフルバックアップ>差分バックアップ>増分バックアップです。

理由は、バックアップにかかる時間が、バックアップ対象のデータ量に比例するためです。フルバックアップは全てのデータが保存対象のため、一番時間がかかります。

復旧にかかる時間は、長い方から増分バックアップ>差分バックアップ>フルバックアップの順です。

この理由は、復旧にかかる時間が、復旧に必要なバックアップのファイル数に依存するためです。増分バックアップは、最新のフルバックアップに合わせて、全ての増分バックアップが必要になるため、復旧に最も時間がかかります。

バックアップにかかる時間はデータ量に、復旧にかかる時間はバックアップのファイル数に依存することを抑えておきましょう。

[補足]アーカイブ

バックアップと似た言葉にアーカイブがあります。

バックアップは、復旧を目的に外部媒体に保存することでした。

これに対し、アーカイブは、長期的な保存を目的とし、データをひとまとめにして保存します。データの参照が必要な際、アーカイブを利用します。

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【まとめ】バックアップと復旧(フル/差分/増分バックアップ)

それでは最後におさらいをしておきましょう!

用語説明
バックアップ障害に備えてデータを他の記憶媒体に保存すること
フルバックアップ全てのデータを保存すること
復旧時:最新のフルバックアップ
差分バックアップフルバックアップからの追加分を保存すること
復旧時:最新のフルバックアップと最新の差分バックアップ
増分バックアップ直近のバックアップからの追加分を保存すること
復旧時:最新のフルバックアップと全ての増分バックアップ
バックアップにかかる時間長>フル>差分>増分>短
※バックアップのデータ量に比例
復旧にかかる時間長>増分>差分>フル>短
※バックアップのファイル数に比例
アーカイブ長期的な保存を目的とし、データをひとまとめにし保存すること

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