無線インタフェースとは?
コンピュータと周辺機器でデータを仲介するものを入出力インタフェースと呼びます。
無線インタフェースは、ケーブル等での物理的な接続が不要な入出力インタフェースです。
具体的には、無線インタフェースの種類として下表があります。
用語 | 説明 |
---|---|
RFID | 近距離で電波を使って通信をおこなう ※Radio Frequency IDentifier Radio Frequency :無線周波数、IDentifier:識別 |
NFC | RFIDの1つ 10cm程度の近距離で、電波を使って通信を行う ※Near Field Communication |
Bluetooth | 数m~数十程度の距離で電波(2.4GHz帯)使って行う |
IrDA | 赤外線を利用して通信を行う ※Infrared Data Association Infrared Data:赤外データ、Association:連携 |
RFID(Radio Frequency IDentifier)
RFID(Radio Frequency IDentifier)とは、近距離で電波を使って通信を行う無線インタフェースです。
RFIDはユニクロの生産~販売までの在庫管理(サプライチェーン)や自動レジの精算に用いられています。
具体的には、商品タグの中にRFIDタグを埋めこみます。このRFIDタグの商品情報を読込みことで在庫管理や精算の効率化を実現しています。
NFC(Near Field Communication)
NFC(Near Field Communication)は近距離で電波を使って通信を行う無線インタフェースです。先ほどのRFIDに含まれますが、NFCはより近距離(10cm程度)の通信に使われます。
NFCは、JR東日本のSuica等やイオンのWAON等に利用されています。近年はこのNFCの活用の推進が期待されています。
Bluetooth
Bluetoothとは、数メートルから数十メートル程度の距離で通信する無線インタフェースです。
Bluetooth は電波の2.4 GHz の周波数帯を使っています。電子レンジや一部のWiFiと同じ周波数帯のため、Bluetoothと干渉することがあります。
しかし、利便性から様々な周辺機器に使われており、例えば、無線のイヤホンの AirPods とスマートフォンのiPhone を繋げるのもBluetoothの技術が使われています。
IrDA(Infrared Data Association)
IrDA(Infrared Data Association)とは、赤外線を利用し、通信を行う無線インタフェースです。
※Infrared Data:赤外データ、Association:連携
最近ではあまり見られませんが、日本の携帯電話(ガラケー)では、IrDAを活用し、お互いの連絡先を交換していました。
【まとめ】無線インタフェース
それでは最後におさらいをしておきましょう!
用語 | 説明 |
---|---|
無線インターフェース | ケーブルの接続が不要な入出力インターフェース |
RFID | 近距離で電波を使って通信をおこなう ※Radio Frequency IDentifier Radio Frequency :無線周波数、IDentifier:識別 |
NFC | RFIDの1つ 10cm程度の近距離で、電波を使って通信を行う ※Near Field Communication |
Bluetooth | 数m~数十程度の距離で電波(2.4GHz帯)使って行う |
IrDA | 赤外線を利用して通信を行う ※Infrared Data Association Infrared Data:赤外データ、Association:連携 |
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