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57-03.2相コミットメント

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2相コミットメント ITパスポート試験 教材
●このページで解説する内容
・分散データベース:複数のデータベースが、1つのデータベースとして振る舞う仕組み
・2相コミットメント:分散データベースのデータの整合性をとるトランザクション制御
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分散データベースとは?

分散データべースとは、複数のデータベースが、1つのデータベースとして振る舞う仕組みです。

例えば、データベースA、Bがそれぞれ、東京、大阪にあると仮定し、この2つのデータベースにより分散データベース構成します。

分散データベース

利用者は、分散データベースへのアクセスすることで、データベースA、Bのどちらにアクセスしたかは考える必要がありません。

このように利用者は、物理的なデータベースを意識せず、1つのデータベースとして分散データベースにアクセスすることができます。

2相コミットメント

2相コミットメントとは、分散データベースのデータベース間の整合性をとるためのトランザクションの制御です。

2相コミットメント
①更新要求
②コミット要求
●第1フェーズ:コミット確認
③コミット確認
④コミットの可否の返答
●第2フェーズ:コミット要求
⑤コミットorロールバックの要求
⑥コミットorロールバックの完了通知

具体的には、処理の要求の後、コミット(更新)ができるかを各データベースに問い合わせます。全てのデータベースがコミット可能である場合、コミットの実行を要求し、データベースを更新します。

データベースの1つでもコミット不可の場合は、更新を取り消し(ロールバック)ます。

このように、分散データベースのトランザクションでは、コミットの「確認」と「要求」の2つのフェーズにより整合性を担保するため2相コミットメントと呼ばれます。

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【まとめ】2相コミットメント

それでは最後におさらいをしておきましょう!

用語説明
分散データベース複数のデータベースが、1つのデータベースとして振る舞う仕組み
2相コミットメント分散データベースのデータベース間の整合性をとるための制御

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